環境論壇:「ライフスタイルの変化とごみの収集・処理」についての投稿の呼びかけ
2017年10月12日
沼田大輔 柘植隆宏 栗山浩一
日本では人口減少・少子高齢化に加えて、都市部への人口集中と地方の過疎化が進んでいます。この結果、例えば、地方の自治体では、ごみの収集・処理に充てられる税収が減少する一方、高齢者のごみ出し支援を進めていくことなどが求められています。
また、核家族や一人暮らしの増加に伴い個食が増え、コンビニエンスストアを利用する人が増えるなど、商品の販売形態も大きく変わってきています。このことは、ごみの組成や住民にとって便利なごみの捨て方が変わってきていることを示唆しています。
さらに、インターネットやスマートフォンの普及も私たちの生活を大きく変えつつあります。例えば、インターネットショッピングによる宅配の増加が新たな形でのごみの排出につながっている一方で、不要になったものをインターネットオークションにより売却できるようになるなど、ごみの量を減らしうる面もあります。
このように、人口構造の変化や情報化の進展に伴う私たちのライフスタイルの変化は、ごみの収集・処理の仕組みに見直しを迫っています。
次号の環境論壇では、これからの社会で求められるごみの収集・処理の仕組みについて、環境経済・政策学の視点から考察した論考を募集します。
社会の変化とそれに伴うライフスタイルの変化を明示した上で、現行のごみの収集・処理の仕組みをどのように変えていくべきかについて、ご自身の視点から学術的に考察した論考をご投稿頂きますよう、お願いします。日本のみならず、海外の事例を踏まえた論考も歓迎します。皆様の積極的な投稿を期待しています。
投稿規定
投稿者は環境経済・政策学会会員に限ります(ただし、特に編集委員会が認めた場合は、その限りではない)。ご自身の研究結果を含まなくともかまいませんが、他者の研究結果・データ・主張等を用いる場合は、必ず出所を明確にしてください。また、総説の紹介ではなく、学術研究を踏まえ、ご自身の視点で主張を展開してください。さまざまな分野の専門家および一般市民を対象としたものであることを念頭に置かれ、高度に専門的な論考はお避けください。
- 字数制限は、本文の上限5千字(注釈・参考文献を含む。図表を除く)、また図表の総数を上限4点とします。字数制限は必ずお守り下さい。
- 第1ページに、タイトル、名前(邦文および英文)、所属、メール・アドレスおよびゲラ送付先を記入し、論文は第2ページから始めて下さい。英文タイトル、論文要旨、キーワードは不要です。
記述のスタイルは、『環境経済・政策研究』の投稿規定(http://www.seeps.org/journal/)と同一です。なお、参考文献を引用する際は、該当ページもお示しください。また、文書はMSワードで作成をお願いします。 - 投稿は、学会webから行ってください。投稿出来ない場合は、栗山 (kkuri(アットマーク)kais.kyoto-u.ac.jp)まで、メールで送付してください。
締切
2017年12月12日(火) 12月19日(火)・・・延長しました
注意
投稿された論考は、編集委員会で迅速に採否を決定します。その際、修正を求めることがあります。なお、不採用の場合でも、レフェリー・レポートは特にありませんので、ご了承下さい。